ドラえもんの話はいったん置いといて、少し自分の話をします。
あなたの職業は?と聞かれたとき、なんと答えているのか?仕事関係で知り合った方には、コンサルティングや、企業の顧問をしているといいますが、これでは普通の人には何をやっている人か、全くわかりません。
日本にはコンサルティングという職業は根付かなく、個人でやっている人はうさんくさい人の代名詞になっているからです。
実際私も、コンサルティングしてあなたの売り上げを10倍にしますなんて人が来たら、(ブログには多いですが)100%詐欺師に違いないと思いますから!
それに、私の今までの経験から儲かる仕事は人に教えないこれがビジネスの鉄則ではないしょうか?そんなに儲かるんだったら、なんであんたが儲かっていないの?って聞いてしまいますよね。もうけ話は人にしませんよ。絶対に!だからこのエッセイを読んでも基本的に儲かりません。
話はそれましたが、私の仕事についてです。これは、仕事関係の方に読んでいただきたくて書いたものをエッセイ用に書き直しました。
私の仕事は「プロデューサー」です。テレビとか映画のプロデューサーと同じだと考えてください。最近は企画書とかの紙媒体は最小限にしか使わないので、映像のプロデューサーと考えていただいて結構です。
では何をプロデュースするのか?
それは、「ドラえもんの秘密道具」です!!またそれですか!!!!
ここから、本題に入りますが、私がプロデュースしているものは「どこそこの大学の教授が英知を込めて育て上げた技術」を投資家にプレゼンすることが私の仕事の一つです。
簡単でしょ? 元手もかからず、誰にでもできて、実入りも大きい。
なら、なんでブログで公開するの?さっき、もうけ話は人に教えないっていったばかりじゃないか!
・・・と思うでしょう?
そう!儲けのキモのところは教えませんが自慢話しのたぐいはします。
<こういうことです>
世の中には信じられないぐらいお金持ちがいっぱいいます。
人口の0.3%は信じられないぐらいのお金持ちです
<1000人に3人ぐらいです。結構多いでしょ?>
その人達はお金を使いたくてウズウズしてます。
でも、99.999999%の場合、彼らは私たちを相手にしてくれません。
かたや、世の中にはものすごい技能を持っていたりや世界を変える技術を研究や開発してる方々が多くいます。その人達の多くはその技術を大金に買えることができません。しかも、よっぽどのことがない限りそういう人達には出会うことがありません。あ、ホントは嘘です。たまに出会っています。でも、お互いに興味がないので気がつきません。
それはなぜでしょうか?
まず、お金持ちの多くは自分は選ばれてお金持ちになったと思っています。中国人の場合は特にそうです。どんなにいい技術でも、説明が難しいとほとんどのお金持ちには理解できないのです。お金持ちは必ずしも頭が良いわけではないのです。
人間は面白いもので、自分の理解できないものは、インチキだと思いがちです。もしくは興味がなくなってしまいます。多くの研究者や開発者は、いかに自分が頭が良く、凄いかということと、自分が開発したものが凄いかに重点を置いて説明し出します。
これは「のび太」に出木杉君が説教しているか、スネ夫が自慢しているようなものです。
スネ夫の自慢ならのび太はうらやましく思うでしょうけど、出木杉君の説教なら聞きたくありません。
わたしはこの「出木杉君の説教のような研究」を、あたかも『ドラえもんの秘密道具』のごとく相手に伝えることに長けているのです。
そう、私は現在、ハリウッドのような映像をプロデュースして投資家にいかに「小難しくてつまらない商品」を魅力的な『ドラえもんの秘密道具』にみせるか、という仕事をやっています。わかりやすいでしょ?
まぁ、くれぐれもいっておきますが、このエッセイには儲け話のたぐいは一切転がっていません。ご了承をw
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