ドラタワ19

のび太な企画書 part7

今回のテーマ『脳内麻薬がバンバンでる「ご褒美」について』です。

脳内麻薬がバンバンでている状態とはどんなときでしょう?一番簡単なのはスネ夫になっているときです。スネ夫になってのび太に自慢しているときは、脳内物質が垂れ流しの状態になってます。ではどうしたらのび太がスネ夫になれるのでしょう?

もうお解りですね。ドラえもんのひみつ道具を持ったときです。

そう!ドラえもんのひみつ道具を持ったのび太は、スネ夫のうらやましさを越えているからです。ドラえもんのひみつ道具を持ったのび太は、リミッターが外れて勘違い力を発揮します。

そう、のび太がたとえ数ある成功哲学書のようにスネ夫の生活を想像してまねしても、やる気のリミッターは外れません。

のび太が勘違い力が発揮するときは、ドラえもんのひみつ道具持ったときだけなのです。

ほら簡単でしょ?

ほかの成功哲学書では、こんな簡単の書いていませんよ。だんだんわかってきたでしょ?あなたがドラえもんに助けてもらいたいことを企画書に書くだけで、ドラえもんが現れて、助けてくれるのです。あなたがいかにドラえもんに助けてもらいたいことをリアルに書くかによって現れるドラえもんが変わってきます。ね、のび太な企画書って凄いでしょ?まだわかりませんか?あなたは、実際にドラえもんのひみつ道具を持っている必要がないのです。助けてほしいことを書けば、たぶん誰かが助けてくれます。

正しく企画書を書けば、たぶんドラえもんがやってきます。

ドラえもんが来てくれると、脳内物質がバンバンでます。そう、一番凄いご褒美とはドラえもんがくれるひみつ道具なのです。ひみつ道具を持ったとたん、勘違い力がでて、人はどんどんあなたに夢中になります。

これがベンチャービジネスの基本です。

だからネットに書かれてる「もうけ話」によいネタがないのは、以前にも書いたようにでがらしではだめだからです。企画書とはドラえもんの道具を持っているとか自慢するものではありません。ましてや、スネ夫の自慢話や出木杉くんの説教を載せるところではないのです。

企画書とはドラえもんを呼び出し、スネ夫やジャイアンにそれを自慢するものなのです。さぁ、次回は具体的な企画書の作り方に迫ります。

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