ドラタワ12

のび太な企画書 part1

前回お約束したとおり、レガシーに圧倒的な御利益をつける方法を考えていきましょう!唐突ですが、銀座で飲む酒はうまい。今回のキーワードです。

「銀座で飲む酒はうまい」

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なぜでしょう?インテリアが高級だから?女性が美人だから?違います。あなたがスネ夫になっているからです。高級なお酒より、美人な女性より、銀座でお金を使っているあなた自身が好きなのです。

だからお酒がうまい。

あなたが何か良いモノを持っているとして、多くの場合、この良いモノにはプレミアムが付いていないため、人は見向きもしてくれません。これは銀座でいえばただのいい酒と変わりません。あなたが大変な美人で、いいお酒を持っていたとしても、そのお酒を5倍で売ることはできないでしょう。

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それは、あなたかお酒にプレミアが付いていないからです。

たいてい、ものの売り買いの場合、買い手は売り手側の設定よりかなり低い額を提示してきます。高く売るどころか、安く買いたたかれてしまいます。

そこであなたは、あなたの商品がいかにいいのかを提示しなければなりません。そして、できてしまうのがカタログ説明書です。一時期のホームページもこれに当たります。今流行ってるblogもこのたぐいです。

ほら、うまい酒がだんだんまずくなってきた

スペックが高くてものが売れたのは20世紀までです。で、スペックを書いてどうするんです?
銀座に行ってこのシャンデリアがバカラだから500万円するとかいいますか?スペックは高いのが当たり前なのでいわなくていいです。

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あなたが説明しなければならないのは何度も言いますが『御利益』の方です。

ということで、次回は御利益がすぐわかる

「のび太な企画書」の作り方に迫ってみます。

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