のび太な企画書 part1
前回お約束したとおり、レガシーに圧倒的な御利益をつける方法を考えていきましょう!唐突ですが、銀座で飲む酒はうまい。今回のキーワードです。
「銀座で飲む酒はうまい」
なぜでしょう?インテリアが高級だから?女性が美人だから?違います。あなたがスネ夫になっているからです。高級なお酒より、美人な女性より、銀座でお金を使っているあなた自身が好きなのです。
だからお酒がうまい。
あなたが何か良いモノを持っているとして、多くの場合、この良いモノにはプレミアムが付いていないため、人は見向きもしてくれません。これは銀座でいえばただのいい酒と変わりません。あなたが大変な美人で、いいお酒を持っていたとしても、そのお酒を5倍で売ることはできないでしょう。
それは、あなたかお酒にプレミアが付いていないからです。
たいてい、ものの売り買いの場合、買い手は売り手側の設定よりかなり低い額を提示してきます。高く売るどころか、安く買いたたかれてしまいます。
そこであなたは、あなたの商品がいかにいいのかを提示しなければなりません。そして、できてしまうのがカタログや説明書です。一時期のホームページもこれに当たります。今流行ってるblogもこのたぐいです。
ほら、うまい酒がだんだんまずくなってきた。
スペックが高くてものが売れたのは20世紀までです。で、スペックを書いてどうするんです?
銀座に行ってこのシャンデリアがバカラだから500万円するとかいいますか?スペックは高いのが当たり前なのでいわなくていいです。
あなたが説明しなければならないのは何度も言いますが『御利益』の方です。
ということで、次回は御利益がすぐわかる
「のび太な企画書」の作り方に迫ってみます。
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