ひみつ道具の秘密
前回は「努力しても結局報われない」という、子供には聞かせられない、文部科学省を敵に回す発言をしてしまいました。
あなたが「凄く良いモノ」を持っていたとしても、それにはプレミアム(御利益)が付いていないので、人は見向きもしないのです。
なぜ、多くの場合、「あなたの持っている良いモノ」にはプレミアが付いていないのでしょう?
たとえば良いモノを表す言葉に『空気感』という言葉があります。ライカ(またはツァイス)のレンズには空気感がある。無圧縮のハイレゾの音はやっぱり空気感が違う、などと使います。これは、はっきりとは証明できないんだけど、(値段が高いから)俺には違いがわかるんだぜ・・・という意味です。空気感は人の目で見たり、耳で聞いたりすることができないもの(不可視光線や超音波などを感じ取れる人にしかわからないモノ)を表す、御利益でしたが、今はほとんどの商品がその域まで達しているので使われなくなってきました。
もっとわかりやすく言うと・・・2012年に9歳の新座市在住の(鉄腕)アトムくんのスペックは
- アトムの7つの力
- 善悪を見分けられる電子頭脳。容量は15 兆 8000 億ビット(約2テラバイト)。
- 60か国語を話せる人工声帯。
- 涙もでるサーチライトの目。
- 10万馬力の原子力モーター。
- 足のジェットエンジン。最大マッハ5で空を飛ぶ。
- 鼻がアンテナ。鼻が伸びて送信アンテナに。
- 追加された項目
- お尻にピストル。
- 食物ふくろ。食べたものを貯めておく。
- 記憶倉。覚えたことを記憶しておく。
「どこでもドア」にくらべ、羨ましいところが1つもありません・・・
アトムの電子頭脳の容量はDVD435枚分なんですね・・・
わかってきましたか? ドラえもんのひみつ道具のすごさが・・・
わかるとタワーマンションまであと一息です。
_______________________________________
Copyright © 2012-2018 Richard Iwaki